#7

中国式スカートはヒモがついていて、それをウエストにしばって結びます。
裏を見て下さい。どっちが表がわからなくなるほど精巧な刺繍は、技術の高さと刺繍の格の高さを表しています。↓
←生地のアップです。よーく見ないとわかりませんが、花の真ん中が“羅空”というドロンワークのような織りになっています。部分的に織り方を変えるので、とても手間がかかるため、夏物の最高級生地とされてます。
 単衣の礼服です。こういったものは流行に左右されないので、年代を特定しにくいのですが、スカートの形状やヒモの付け方から、20年代以降につくられたものと思われます。
 礼服の刺繍の意匠はほぼ定型で、青海波(日本式に言うと逆青海波になりますが、中国ではこれが青海波です)、稲、鶴、牡丹が是非モノとされています。色にも決まりがあり、この上下は赤なので未婚女性用、既婚者は同じデザイン、同じ柄の黒を着ます。
 既婚者用の刺繍の色には2パターンあり、未婚者と同じように多色を用いたものと、全くのモノトーンを用いたものがあったようです。どちらの格が高いとかいう色分けはなかったようですが、家柄の良い夫人ほど、モノトーンを好む傾向にあったようです。

10-20s

30-40s

50s