・目的別布地選びのコツ 

  結婚式、パーティーなどの晴れ着にしたい!
  素材はやはりシルクが一番。ここでは代表的な素材を紹介します。
  1 緞子(どんす)
  晴れ着でシルクの旗袍と言えばまずこれが思い浮かぶでしょうが、ホントに着る場所が限られてしまいます。
  しかも、どんな柄でも色でも、同じ雰囲気に見えてしまうのが不思議です。
  反面種類は豊富で、一番「チャイナドレス」らしく見えるから、1回きりでもいい、タンスのこやしになっ
  てもいいやと言う方にお勧めです。個人的にはあまりお勧めいたしませんが。
  (だって、人と同じに見えるのってつまらないじゃない?)
  2 サテン
  緞子に次いで種類が多いです。
  無地、プリントとありますが、無地のほうが種類が豊富。厚さで値段が異なりますが、厚めを選んだほうが
  晴れ着ですし、重厚感が出ていいと思います。
  無地はボタンやパイピングでいろいろ遊べるので、結構面白いです。値段は張りますが、刺繍をするとぐっ
  とゴージャス感が増します。ただし図案を一歩間違えると限りなく下品になるので、注意が必要です。
  3 ジョーゼット
  薄地で、柄物がメインです。柄物の種類は、これが一番豊富。夏のフォーマルにお勧めです。
  4 ベルベット
  あまり種類は多くありませんが、秋冬物にステキです。
  柄を織り出したものもあって、いい生地で仕立てるととても上品ですが、織り目がきっちり詰まったものを
  選ぶようにしてください。今の中国で売られている柄ありのベルベットは、織りが荒いことが多いので……。
  5 タイシルク・シャンタン
  中国にはシャンタン(山東絲)という世界に誇れる織物があるのに、流行りなのか、よく似たタイシルクに
  最近押され気味です。
  サテンやジョーゼットに比べると生地が厚く、ハリがあるので、デザインを選びます。シンプルなほうが上
  品に仕上がるでしょう。

  お出かけ着、通勤服にしたい!
  旗袍というとシルクという固定概念を捨て、いろんな素材で仕立ててみましょう。デザインをシンプルにし
  て、生地や柄で遊べるので、旗袍お仕立て初心者にはむしろお勧めです。
  とはいえ、シルクもなかなか捨てがたいです。チェックなんかとてもカワイイですよ。
  秋冬ならば薄手のウールもステキです(厚手は防寒着みたく見えてやぼったいです)。
  夏ならリネンもいいんですが、シワになりやすいので注意。
  コットンはカジュアルな普段着感覚が嬉しいですが、カットワークで夏物を仕立てると、立派なお出かけ着
  になりますし、シーンによってはパーティーにも充分通用します。
 
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