| その2 布地選び TPOが決まったら、次は布地選びです。これはデザインと同時進行でいいでしょう。 生地屋さんで実物を目にしたら、気が変わるってこともあるでしょうし。 日本にも仕立屋さんがあるようですが、上海と比べると当然格段に高いです(最低でも4万とか?)。 だから中国旅行のついでに仕立てようという人が大半だと思います。 布地ももちろん、中国のほうが安いです。特にシルクは、日本で値段を見るのもバカらしいほど。 だから私は、普段遣いの旗袍でもシルクで仕立てることが多いです。 ぜいたくなようですが、1メートル50元(現在のレートで約850円)ほどで買え、それが2.5メートルもあれば 足りるのですから、シルクを選ばなくちゃ損! ってなもんでしょ? コットンプリントやカットワーク、薄手のウールなども、海外アパレルの多くが中国に縫製工場を持っているせ いか、しゃれた生地がたくさん見つかります。 日本で「どうしてもこれで仕立てたい!」という生地が見つかれば、現地で生地探しをする必要がないので、時 間の節約にはなりますけど、こうした例外を除けば、やっぱり現地調達がベストでしょう。 もちろん、仕立屋の多くが生地見本を持っていて、そこから好きなのを選ぶこともできます。 だけどキラキラテカテカの緞子が中心で、これでは何のためにわざわざ仕立てるのかわかりません。 生地屋に出向き、たくさんの選択肢の中から選ぶことをお勧めします。 シルクを選ぶ時注意したいのが、ホントのシルクなのか、合繊なのかということ。 最近は合繊も良くなって、ずいぶんシルクもどきが出ています。 お値段を見れば一目瞭然ですが、買う前に確認を取りましょう。 参考までに、上海の主な生地屋は以下の通りです。 老介福 南京東路河南中路交差点の東南角 1860年創業の老舗です。 真絲大王よりは値段が安く、種類も豊富ですし、南京路にあるため、アクセスも便利です。 真絲大王 南京西路石門一路交差点から2軒西隣(南側) 看板通り、質の良いシルクを探すならここでしょう。ただし値段は高めです。 董家渡布料市場 董家渡路の外灘寄り 和平飯店など、租界時代の立派な建物が建ち並ぶ外灘(バンド)をずーっと南に下ると、次第に風景が荒んできます。 「いいんか?ここで」と不安になった頃に西に入る道が、董家渡路。むかしは中国人街でした。 バンド側から入るとすぐに、布をたくさんぶら下げた店が建ち並んでますので、たぶんすぐわかると思います。 タクシーで行く時は「董家渡路外灘」で降ろしてもらえばいいでしょう。 道沿いの店はとりあえず無視して進むと、入り口が見えてきます。 中は布好きにとっては「軽くヤバい」どころか「かなりヤバい」魔窟です。 最初は店にいきなり飛び込まず、全体を流してみることをお勧めします。 半数以上がシルクの店ですが、カシミア、ウール、コットンなどの店もあります。 シルクはもっと細分化されていて、ジョーゼット、緞子、サテン、タイシルクなど、店ごとの得意分野があるので、 まずはそれを見極めてから細かい選択に入りましょう。 値段はほぼ統一価格ですが、それでも店によって多少の差があり、値引き交渉もできます。 ほとんどの店が仕立てもできますが、私はお勧めしません。 和服の仕立てを、そのへんのリフォーム屋に任せるようなもんです。 面倒でも、専門店に頼みましょう。 ......この市場は2009年の世界博に向け、区画整理の対象になっていて、移転の可能性があります。行く前に確認してください。 |
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