#20 仁丹

 お馴染み仁丹です。中国市場には結構早くから参入していたようで、認知度も高かったみたいです。解放前を知っている中国の知人に「今、日本企業のポスター集めてるんですよっ」と言うと、ほとんど必ず「じゃあ、仁丹だ!」と答えが返ってくるほど。ヒゲのおじさんマークはかなり浸透していたようで、その証拠写真が下のものです。北京は宣武門の箭楼に、でかでかと貼られたブリキの看板が見られます。人々がまだ弁髪を結っているので、清末に撮られたものでしょう。
 ところで、梅仁丹っててっきり戦後のものだと思っていたんですが、一番下の右を見て下さい。“紅大粒仁丹”ってのは、まぎれもなく梅仁丹ではなかろうかと。
 人気商品の常で、仁丹はかなりニセモノが横行したようです。そのお話はまた次の機会に。
人民美術出版社 北京舊影
購入
1993.9
サイズ(mm)
770×352
制作年代(推定)
30年代
程度
ヒゲのおじさんのキャラは、今も昔も変わりません。