茄子のペースト
夏を代表する北京の前菜です。よってちょいと季節外れなのですが、日本では秋茄子が旬なので、これから楽しんでいただいてもいいかなと思い、今回採り上げました。 この画像は、北京でも有数の家庭料理が食べられる「老北京炸醤麺」で撮りました。ここでは上のゴマペーストがかかっていますが、レシピでは茄子と和えています。どっちがいいかと聞かれると何なんですが、いずれにせよ食卓で和えてしまうので、だったら最初っから和えておいてもいいじゃん、と私は思うのでした。 これとそっくりな料理が北アフリカあたりにもありまして、移民が多いフランスでも「貧乏人のキャビア」と呼ばれ、よく食べられているようです。どこがどう間違ってキャビアなのかはわかりませんが、おいしいのは確実。ぜひ明日のビールのおつまみにつくってみてくださいまし。
【材料】
茄子(米茄子でつくれば北京気分が盛り上がる。米茄子を使う場合は2個で) 5個 にんにく 1かけ 白ゴマペースト 大サジ山1 塩 適量 ごま油 小サジ2
【作り方】 1 茄子は洗ってヘタを取り皮をむき、薄切りにしてあく抜きする。 2 皿でもボウルでも何でもいいから器に入れ、強火で約20分ほど蒸す。茄子は火が通るのに結構時間がかかるので、しっかり時間をかけて蒸してください。 3 茄子が冷めたらフォークの背か何かでよーくつぶしてペースト状にする。 4 3に全ての調味料と刻むかすり下ろすかしたニンニクを混ぜる。お好みで香菜のみじん切りを散らして。 【ポイント】 ペースト状のことを中国では「泥」(ニー)と言います。例えばマッシュポテトは「土豆泥」。この料理はいかにも「泥」な形状と色合いでちょっとビビるかもしれませんが、これがまたとろけるように美味しいのです。好みで米酢をたらして食べてもさっぱりしてなかなか良いです。この写真の茄子はあんまりペーストしてないけど、個人的にはもっとトロトロに砕いたのが好きです。